「で、結局カステルに相談してみちゃった訳なのね」 「そうなのニル姉」 「何て言ってた?」 「手紙だからよく分からないけれどなんか速記でごっちゃーとお説教が」 「まぁそうよね」 「ソルディス宛に」 「あらら」 幾ら忠実な臣下と言えども、娘のような存在に手を出すことはご法度中のご法度だろう。 というか何を吹き込んでるんだあの城医は。 ため息と一緒にフルーツティーを唇に触れさせて、 「――私が男なら良かったのにね――?」 妖絶な笑み。姫君の頬が赤く弾ける。 (お義姉さまは最強!) Copy Right (C) 2004- @KIERKEGAARD−IZUMO. All Right Reserved.
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